病院のご案内

理事長・院長あいさつ

理事長兼院長からのあいさつ

この度、2026年4月1日付をもちまして、岐阜県立下呂温泉病院の理事長兼院長に就任いたしました森田浩之でございます。

当院は、日本三銘泉の一つに数えられる下呂温泉の地に深く根ざし、長年にわたり地域医療の守り手として歩んでまいりました。この歴史ある病院の舵取りを担うにあたり、その職責の重さに身が引き締まる思いです。

理事長兼院長森田浩之

わが国の地域医療において、高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための体制づくりは、現在最も喫緊の課題といえます。 当院は、高齢者に多い肺炎、心疾患、骨折といった救急疾患への迅速な対応に注力するとともに、急性期の治療から回復期、慢性期にいたるまで、一貫して切れ目のない医療を提供する「ケアミックス型病院」としての機能を最大限に発揮してまいります。 今後は下呂市医師会とも緊密に連携し、在宅医療を支える訪問診療やオンライン診療も段階的に拡充し、地域の多様なニーズに柔軟に応えていく所存です。


患者様に心から安らげる療養生活を送っていただけるよう、当院の病床は全室個室としております。 プライバシーの確保はもちろん、高度な感染症対策にも配慮した設計です。 なお、一部を除き個室料(差額ベッド代)は原則無料としており、経済的な負担を気にすることなく、どなたでも質の高い療養環境をご利用いただけます。


専門医療の面においては、特に心疾患への高度な診断・治療体制を確立しております。 64列CTスキャンやRI検査、冠動脈造影検査による精緻な診断から、治療後のスムーズな社会復帰を目指した「心臓リハビリテーション」にいたるまで、一気通貫のケアを行います。 リハビリテーション部門全体としても、創設時より培ってきた充実したスタッフ体制を維持しており、専門職によるチーム医療で、患者様が再び自分らしい生活を取り戻せるよう全力で支援いたします。 現在は訪問リハビリテーションも実施しており、退院後の生活もしっかりと支えてまいります。


また、病気の早期発見と予防を推進し、地域の「健康長寿」に貢献することも当院の重要な柱です。 人間ドックでは、各種MRI・CT・エコーによるがんの早期発見や多彩なオプション検査をご用意し、受診後は医師と保健師が連携してお一人おひとりに合わせたきめ細らかな生活習慣指導を行います。 特に禁煙外来では、医師・保健師による直接指導に加え、最新の「禁煙治療アプリ」と禁煙補助薬を併用した遠隔指導も導入し、ICTを活用して皆様の健康づくりをサポートしております。 禁煙は単なる習慣の改善ではなく、「ニコチン依存症」という病気を医学的に治療し、将来的な重大な健康リスクを予防するためのものです。健康保険の適用も含め、受診しやすい仕組みを整えています。


医療の高度化やデジタル化が進む現代だからこそ、私たちが決して忘れてはならないのは、患者様一人ひとりと向き合い、寄り添う「温かい心」です。 病気だけを見るのではなく、患者様の不安やつらさに丁寧に対応し、その先の人生を見据えた予防医療やアドバイスを実践してまいります。


県立病院としての公的使命を果たしつつ、地域の医療機関や行政とも手を携え、皆様から「この病院があって本当に良かった」と心から信頼していただけるよう、全職員が一丸となって「安心、安全、温もり」のある最善の医療を追求してまいります。


今後とも、皆様の温かいご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


2026年4月1日

岐阜県立下呂温泉病院

理事長兼院長 森田 浩之

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