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回復期リハビリテーション病棟では、在宅生活への復帰を目標としてリハビリを進めています。そのため、病棟では、 出来る限り家庭での生活に近い状態で過ごすことを念頭に置き、日常生活に即したリハビリを行っています。
一日のスケジュールに合わせてその内容を紹介します。
まず、一般病棟との大きな違いとして更衣をします。回復期リハビリテーション病棟では、朝起きたら服に着替え、 夜寝るときにはパジャマに着替えて休むようにしています。これは、家庭では毎日自然なこととして行なっている 行為だと思いますが、着替えるという動作がリハビリとなり更衣の自立へと繋がっていきます。 朝起きて着替えがすむと、次は洗面所へ行きます。片麻痺のある患者さんでも、片手で顔を洗い、歯ブラシに歯磨き粉を付け、 自分で磨き、口をすすぐという動作を行ないます。スタッフは、洗面行為の自立へ向け、 やり方の指導と一人一人の患者様に合わせた最小限の介助を行なっています。
食事は、毎食、患者さん全員が食堂へ集まって食べています。家庭と同様に、生活の場である病室と食事をする場所を区別し、 他の患者さんとテーブルを囲み食事をすることが一つのリハビリです。食べる際は、麻痺の程度に応じてスプーンや フォークを使って食べていますが、さらに補助具を用いることにより自立を助けます。また、麻痺があると食器を 手に持って食べることが出来ず、食器が滑って上手くすくえないということも出てきます。 そんな時には、滑り止めマットの上に食器を置き一人で食べることが出来るよう工夫しています。 看護師の見守りのもとで歩行訓練が始まった患者さんは、スタッフと共に食堂へ歩行をしていただきます。 食事をするために歩くという目的を持って歩行することが在宅生活へと繋がっていきます。
入浴は、一般浴が週に2回、治療浴が週に2~3回あります。一般浴、治療浴共に温泉を使用しており、 患者さんからはお風呂を楽しみにしているという声をよく聞きます。
入院時、患者さんやご家族の方から一番多く聞かれるのが、自分で動けるようになりたい、 トイレが一人で出来るようになりたい、という目標です。移動能力の向上にむけては、リハビリ技師による訓練とは別に、 病棟内での立ち上がり訓練や歩行練習を取り入れています。トイレ動作に関しては、日中は介助量の多い患者さんでも 出来るだけトイレに誘導し、便座に座る時間を作っています。
この様に、毎日の生活の中で、患者さんは一つ一つ自分で出来ることを増やし、自立を目指してリハビリに励んでいます。
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